イベント概要

イベント名木漏れ日遊園地 クリスマスパーティー 1994
日時1994年12月23日(金・祝)10:00〜16:00
場所きらら放送 本社ホール + Aスタジオ
参加者約200組の親子(事前抽選)
主催ゆめスタジオプロダクション / きらら放送

プログラム(パンフレットより復元)

10:00開場・受付
10:30キツネ団長とクリスマスソング
11:00かあ博士のクリスマスクイズ大会
11:30ぽたまるのクリスマス太鼓
12:00昼食(キャラクター弁当配布)
13:00うっきちのクリスマスいたずら大作戦
13:30キャラクターとの記念撮影
14:30★特別企画「Aスタジオ見学ツアー」
15:30プレゼント抽選会
16:00閉会

調査で判明した事実

��実1:参加者リストの不一致

きらら放送の資料室から発見された参加者リスト(抽選結果)と、当日の受付名簿を照合したところ、8組が不一致。具体的には、抽選に当選していない8組の親子が当日参加している。受付名簿にはこの8組の名前が手書きで追記されており、備考欄に「高橋指示」と記載されている。

この8組の子どもの年齢は全員5〜8歳。うち3名は、後に被験者リスト(G-2、G-4、G-5)に名前が登場する。

事実2:「Aスタジオ見学ツアー」の裏側

14:30からの「Aスタジオ見学ツアー」は、参加者を小グループに分けて実施された。Aスタジオの見学自体は通常の内容(セットの説明、照明の体験等)。しかし、あるグループの参加者(当時7歳)の母親が、以下の証言を寄せている。

「見学ツアーの途中で、スタッフの方が『特別にもう一つの部屋も見せてあげましょうか?』と言いました。子どもたちは喜んで『見たい!』と言いましたが、スタッフは『お子さんだけ特別に。お母さんたちはここで待っていてください。すぐ戻りますから』と。3〜4人の子どもが連れて行かれました。10分ほどで戻ってきましたが、うちの子は少しぼんやりしていました。『何を見たの?』と聞いたら、『暗い部屋で、ヘッドホンをつけてもらった。音楽が聞こえた。キツネ団長の声がした』と。その日の夜、子どもは頭痛を訴えました」(元参加者の母親・60代)

「もう一つの部屋」がBスタジオであることは、フロアマップとの照合で確認された。この母親の子どもの名前は被験者リストには載っていないが、予備的な脳波スキャン(プロトコルの段階2-1「ベースライン記録」に相当)が行われた可能性がある。

事実3:吉田あかねの参加

参加者リストに「吉田あかね」の名前がある。受付名簿の備考欄:「スタッフ家族・吉田一郎の娘」。当時7歳。

会場で撮影された集合写真に、赤いワンピースを着た女の子が写っている。キツネ団長の隣に立ち、キツネ団長の手を握っている。笑顔。

この写真は、あかねが「人間の姿」で確認できる最後の写真の一つとなった。翌年9月、あかねはキツネ団長の「中」に入ることになる。

事実4:アニマトロニクスの異常動作

複数の参加者が、記念撮影の際のアニマトロニクスの異常な動きを証言。

「キツネ団長との記念撮影のとき、キツネ団長が急に動きを止めた。すぐに動き出したけど、一瞬、目のライトが消えて、また点いた。そのとき、隣にいた女の子(赤いワンピースの子)がキツネ団長の手をぎゅっと握って、『だいじょうぶ?』って言った。キツネ団長が女の子の方を向いて——プログラムされた動きじゃなかった。ゆっくりと、女の子を見た」

1994年12月の時点では、まだ意識転移は行われていないはず。しかし、キツネ団長は既に「何か」を感じ取っていたのか。あるいは、Bスタジオでの予備実験の影響が既にアニマトロニクスに現れていたのか。

総括

1994年のクリスマス会は、表面上は子どもたちのための楽しいイベントだった。しかし裏では、被験者候補の選定と予備的な脳波スキャンが行われていた。子どもたちはプレゼントをもらい、キャラクターと写真を撮り、笑顔で帰宅した。その何名かが、後に意識転移実験の被験者となった。

田中(調査):「クリスマス会のパンフレットの裏表紙に、キツネ団長のイラストと吹き出しがある。『また あおうね!』と書かれている。あかねにとって、この約束は想像もしなかった形で果たされることになった」

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