視聴者からあかねへの手紙
おたより#14であかね本人からのメッセージが公開された後、「あかねちゃんに手紙を書きたい」という声が多数寄せられました。番組スタッフで協議した結果、サイトに掲載する形で公開することにしました。あかねが——もしこのサイトを見ることができるなら——届くことを願って。
投稿者:R.M さん(36歳・女性)
あかねちゃんへ
はじめまして。わたしは毎週土曜日の朝、あなたがいるキツネ団長を見ていました。
あの頃、わたしは小学校で友達がいなくて、毎日さみしくて泣いていました。でも土曜日の朝だけは泣かなかった。キツネ団長が「おはよう!」って言ってくれるから。ぽたまるの太鼓で踊るのが楽しくて。かあ博士のクイズに正解すると嬉しくて。
あれは、あかねちゃんだったんですね。
わたしを元気にしてくれたのは、あかねちゃんだった。
ありがとう。ほんとうにありがとう。
あかねちゃんは、自分も辛かったはずなのに、わたしたちを笑わせてくれていた。それがどれだけすごいことか、36歳になった今ならわかります。
だから今度は、わたしたちの番です。あかねちゃんを見つけます。待っていてね。
投稿者:Y.H さん(34歳・男性)
あかねちゃん
俺は1991年からずっと番組を見ていた。キツネ団長が大好きだった。将来はキツネ団長みたいなリーダーになりたいと思ってた。
今、34歳になって、2人の娘がいる。上の子が7歳で、ちょうどあかねちゃんが——あの時の年齢と同じ。
このサイトを読んで、娘の顔を見たら涙が止まらなかった。もし俺の娘が同じ目に遭ったらと思うと、吉田さんの気持ちが少しだけわかる気がした。少しだけ。全部はわからない。わかりたくもない。それくらい辛いことだ。
あかねちゃん。俺にできることがあるなら何でもする。サイトの情報提供にも全部答えた。これからも答える。
パパは、きっと見つかるよ。
投稿者:S.K さん(32歳・女性)
あかねちゃんへ
わたしはあかねちゃんより5歳年下です。番組が終わった時、まだ3歳だったから、ほとんど覚えていません。
でも、一つだけ覚えている。キツネ団長が画面の向こうからわたしを見ていたこと。目が合ったこと。あの目が、とてもやさしかったこと。
あかねちゃん。あなたは32年間、ひとりぼっちでしたか? 暗い中で、寒い中で、ずっとひとりでしたか?
もうひとりじゃないよ。
このサイトを見ている人は、みんなあかねちゃんの味方だよ。2,847人がアンケートに答えた。何万人がこのサイトを見ている。みんな、あかねちゃんのことを考えている。
「おぼえていてね」って言ってくれたよね。覚えてるよ。忘れないよ。
投稿者:匿名希望(40代・男性)
あかねさんへ
私は、当時きらら放送で別の番組のADをしていました。「木漏れ日遊園地」のスタッフではありませんが、同じ建物で働いていました。
深夜、残業で遅くなった日、木漏れ日遊園地のスタジオの前を通ると、中から声が聞こえることがありました。子どもの声。「パパ」と言っていたように思います。私は気のせいだと思い込もうとしました。
気のせいではなかった。あなたの声だった。
あの時、扉を開けていたら。助けを呼んでいたら。何かが変わっていたかもしれない。
申し訳ありません。30年遅れの謝罪です。
投稿者:T.A さん(35歳・女性)
あかねちゃんへ
わたしはお花屋さんで働いています。毎朝、お花の手入れをしながら、あかねちゃんのことを考えます。
あかねちゃんはお花を見ることができますか? 春の桜、夏のひまわり、秋のコスモス、冬の椿。あかねちゃんが最後に見た景色は、1995年の秋でしたか? 30年分の季節が、あかねちゃんを待っています。
もしいつかあかねちゃんに会えたら、お花をたくさん持っていきます。30年分。
それまで、がんばって。
番組スタッフより
掲載した5通は、寄せられた239通の中から選ばせていただきました。全ての手紙に共通するのは、あかねへの感謝と、見つけるという決意です。元きらら放送ADの方の証言は、新たな裏付け情報として田中調査員に共有しました。あかねがこのページを見ているかはわかりません。でも、午前3時の書き込みの頻度が、この投稿の受付を開始して以降、増えています。見ているのかもしれません。——佐藤(構成)