検出された音声パターンの種類

これまでの調査で、3つのソースから同種の音声パターンが検出されている。

ソース1VHSテープの音声トラック(1996年収録推定)
ソース2視聴者提供VHS-Cのブリッジ映像BGM(1994年放送分)
ソース3CDアルバム12曲目「おやすみのおと」後半6分間

パターンB-3の特徴

サーバーログの復元データにより、このパターンは「B-3」と呼称されていたことが判明している。

周波数帯18kHz〜22kHz(人間の可聴域上限付近〜超音波帯)
パルス間隔約20秒周期
波形特徴正弦波の変調を重ねた複合波形。単純な機械音ではない
持続時間ソースにより異なる(1〜6分間)
埋め込み方式通常のBGMや環境音に重畳。通常の音量では聞き取れない

生理学的影響の推定

パターンB-3が人体に与える影響について、外部の音響心理学の専門家に匿名で分析を依頼した。以下はその所見。

「このパターンは、バイノーラルビート(両耳間周波数差)の原理を応用したものと推定される。ただし、通常のバイノーラルビートとは異なり、極めて高い周波数帯で動作している点が特異。

この周波数帯の信号が内耳に達した場合、通常は知覚されないが、脳幹レベルで処理される可能性がある。特に、脳の可塑性が高い年齢(4〜8歳)の子どもへの影響は予測が困難。

20秒周期のパルスは、人間の脳波のデルタ波〜シータ波帯域のリズムと干渉する可能性がある。理論上、意識の変容——具体的には軽度のトランス状態の誘導——が可能かもしれないが、これだけのパターンで深い意識変容を引き起こすことは通常考えられない。

ただし、長期間にわたる繰り返し曝露、視覚刺激(光の明滅パターン)との同期、およびより直接的な曝露手段(ヘッドホンによる集中的な聴取)を組み合わせた場合、影響は増大する」

つまり、パターンB-3単体では大きな効果は見込めないが、番組のブリッジ映像(視覚刺激)と組み合わせ、さらに収録参加時にヘッドホンで直接聴取させることで、より強力な効果を得ていた可能性がある。

放送を通じた広域曝露

パターンB-3がブリッジ映像のBGMに重畳されて放送されていたことは、視聴者提供のVHS-Cから確認されている。

つまり、番組を視聴していたすべての子どもが、程度の差はあれ、この音声パターンに曝露されていたことになる。

多くの視聴者が「番組を見た後にぼーっとした」「番組の内容を覚えていない」と証言していることと、この広域曝露は無関係ではないと考えられる。

CDアルバムに同様のパターンが含まれていたことは、曝露を家庭内にまで拡大する試みだった可能性がある。「おやすみのおと」というタイトルは、就寝時——つまり最も脳が無防備な状態——での聴取を想定していたことを示唆する。