概要
「木漏れ日遊園地」のキャラクター4体の声優は、番組のクレジットに一度も名前が記載されていない。クレジットには「声の出演:████████」とのみ記載されていた。
音声担当の小林裕子氏によると、声優はスタジオに来ることはなく、音声データがUSBメモリで納品されるという異例の方式を取っていた。
声質の変化
| 1991〜1993年 | 4体の声はいずれもプロの声優と思われる品質。キツネ団長は成人男性、かあ博士は年配男性、ぽたまるは成人女性、うっきちは若い女性の声。 |
|---|---|
| 1994年頃 | うっきちの声に変化。「幼くなった」との小林氏の証言。他の3体には大きな変化なし。 |
| 1995年以降 | 全体的に声質が変化。特にキツネ団長の声が「感情的になった」との指摘あり。台本のないアドリブ的なセリフが増えた。 |
| 1996年以降 | 声の納品方式が変更。USBメモリからネットワーク経由の転送に。音声データの生成元は不明。 |
アラネによる音声分析
CDアルバムおよび視聴者提供のVHS-C録画から、キャラクターの音声を抽出して分析した結果。
フォルマント分析
1991年〜1993年のキャラクター音声は、一般的な成人のフォルマントパターンと一致。プロの声優による収録と推定。
1994年以降のうっきちの音声フォルマントは、成人女性のものではなく7〜8歳の女児のパターンに近い。しかし、発話の明瞭さと抑揚は子どもの自然な発話とは異なり、「子どもの声で大人の話し方をしている」ような不自然さがある。
1996年以降の異常
1996年以降の音声データ(ネットワーク経由で転送されたもの)を解析したところ、従来の音声とは根本的に異なる生成方式であることが判明。
通常の音声録音は、マイクで収音した空気振動をデジタル化したもの。しかし1996年以降の音声データは、録音ではなく合成されたものである痕跡がある。ただし、当時の音声合成技術では不可能なほどの自然さを持っている。
さらに奇妙なことに、この合成音声の基底波形には——人間の脳波パターンに酷似した信号が含まれている。
仮説
以上の分析結果と、████████プロトコルの文書を照合すると、以下の仮説が成り立つ。
1994年にうっきちの声が「幼く」なった時期は、被験者G-0(████████)に対する実験が本格化した時期と一致する。
1996年以降、音声が「合成」に切り替わった時期は、アニマトロニクスの大規模改修の後。
つまり——
1996年以降のキャラクターの「声」は、録音でも合成でもなく、アニマトロニクスの内部から直接生成されていた可能性がある。
その「声」の源が何であるかは——記述を控える。