WEB ARCHIVE — このページは Wayback Archive により保存された 1997年9月 時点のキャッシュです。

ゆめスタジオプロダクション

YUME STUDIO PRODUCTION Co., Ltd.
【社外秘】CONFIDENTIAL

演出指示書

対象:第163回(1994年5月14日収録分)
発信:代表取締役
宛先:佐藤真一(演出)、松本幸男(技術)
文書管理番号: YSP-█9█7-██

件名:第163回収録について(台本不使用)

標記の件について、下記の通り指示する。

1. 収録方針

本回はスクリプト(台本)を使用しない。アニマトロニクスの自律的応答テストを兼ねて実施する。

2. 具体的な収録内容

セット通常の番組セット(変更なし)
出演アニマトロニクス4体 + 出演児童3名
台本なし
演出指示子どもたちに「いつも通り遊んでいてね」とだけ伝える。
スタッフからの介入は一切行わない。
カメラ固定3台。ズーム・パン操作なし。広角で全体を撮影。
収録時間60分(放送尺の2倍)。編集で30分に短縮。

3. 記録事項

以下の項目を収録中に記録し、収録後に報告すること。

  • アニマトロニクス各体の動作パターン(プログラム外動作の有無)
  • 子どもに対する各体の感情的反応
  • 子どもの行動・表情の変化
  • キツネ団長の右手の動き(特に子どもが接触した際)

4. 注意事項

  • 田中恵子(脚本)には本件を通知しないこと
  • 収録内容について出演児童の保護者への説明は不要
  • 収録後、子どもたちに「今日は特別な日だったね」とだけ声をかけること
  • 子どもが体調不良を訴えた場合は代表に連絡すること(医療機関への連絡は不要)

【収録後メモ(佐藤真一の手書き)】

台本なしの状態で、キツネ団長が子どもたちに自発的に「話しかける」ような動作を確認。プログラムされていないはずだが、明らかに子どもの動きに反応していた。特にAちゃん(8歳)がキツネ団長の手を握った際、キツネ団長が約3秒間、動きを完全に停止した後、ゆっくりとAちゃんの頭に手を乗せた。このシーケンスはプログラムに存在しない。

収録後、Aちゃんが「キツネさんがあったかかった」と言っていた。意味がわからない。

社外秘 CONFIDENTIAL